肘の痛み

肘の痛みとは

肘の痛みは、年齢や職業を問わず誰にでも起こりうる身近な症状です。

厚生労働省の調査によると、テニス肘だけでも日本全国で約19,000人の患者がいると推定されています。 また米国の統計では、人口の約3％が毎年この症状を経験していると報告されており、100人いれば数人は肘の痛みに悩まされている計算になります。 さらに、日本の整形外科外来では肘関節疾患の半数以上が外側上顆炎（テニス肘）で占められており、非常に一般的な悩みなのです。

最近では、スマートフォンやパソコンの長時間使用による「スマホ肘」も急増しています。 ペットボトルの蓋を開ける、タオルを絞る、キーボードを打つ、包丁で野菜を切る、こうした日常の何気ない動作が、実は肘に大きな負担をかけているのです。 それにもかかわらず、多くの方が「これくらいなら大丈夫」「年のせいだから仕方ない」と我慢してしまい、適切なケアを受けないまま症状を悪化させてしまいます。

肘の痛みが軽視されやすいのは、初期段階では動かしたときだけ痛むため、安静にしていれば治まることが多いからです。 しかし、肘の腱は繰り返しの負荷で少しずつダメージが蓄積していきます。 放置すると、徐々に痛みが強くなり、やがて安静時や夜間にも痛むようになります。 こうなると仕事や家事がつらくなるだけでなく、睡眠不足で心身ともに疲弊してしまいます。

また、利き腕の肘が痛むと、無意識に反対の腕をかばって使うようになり、肩や首、腰にまで負担が広がることもあります。 家族との時間や趣味を楽しむ余裕もなくなり、気分が落ち込んでしまう方も少なくありません。だからこそ、早めに原因を見極めて、適切なケアを始めることが大切なのです。

肘の痛みを我慢し続けると、腱の炎症や小さな断裂が進行し、慢性化してしまいます。初期段階では軽い痛みや違和感を感じる程度でも、放置することで痛みが強くなり、次第に「ズキズキする」「ビリッと電気が走るような痛み」へと変わっていきます。さらに悪化すると、コップを持つ、ドアノブを回す、握手をするといった日常の何気ない動作ですら激痛が走り、生活に大きな支障をきたします。

重症化すると、安静にしていてもジンジンとした痛みが続き、夜間に寝返りを打つだけで激痛で目が覚めるようになります。睡眠不足が続くと疲労が蓄積し、心身ともに追い詰められてしまいます。

また、痛みをかばうために体の使い方が偏り、肩や首、腰にまで二次的な痛みが広がることも少なくありません。最悪の場合、保存療法では改善せず、手術が必要になるケースもあります。早期に適切な対処をすれば改善できる症状も、放置すればするほど治療期間が長引き、回復が難しくなってしまうのです。

当院には肘の痛みでお悩みの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、肘の痛みはいくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

肘の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肘の痛みの原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

そのため原因を正確に突き止めることが、根本的な改善への第一歩です。

当院では、丁寧なカウンセリングと検査で、一人ひとり異なる原因を徹底的に追及し、最適な施術プランをご提案しています。肘の痛みでお悩みでしたら当院にお任せください。

病院とはここが違います

肘の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な緩和に効果的ですが、根本的な解決とはなりません。長期間の服用により胃腸や肝機能への影響などの副作用のリスクもあります。

物理療法

一時的な緩和に効果的ですが、画一的なアプローチになりがちです。

手術療法

身体への負担が大きく、回復に時間を要します。また手術を行っても症状に変化がみられないこともあります

肘の痛みを改善するために

肘の痛みを根本から改善するためには、まず自分の身体を見直し、原因をしっかり把握することが大切です。その上で、一人ひとりの状態やライフスタイルに合わせたアプローチが必要です。

当院では、肘の痛みの原因を見つけ出し、鍼灸や整体により根本改善を目指します。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、身体の変化や症状の波を見逃さないよう、検査から施術まで院長がすべて行うようにしています。変化を見逃さない一貫性の施術が効果を高めます。

薬や注射に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肘の痛みのQ＆A

肘の痛みは自然に治りますか？

軽度の肘の痛みであれば、安静にすることで数週間から数ヶ月で自然に治ることもあります。実際、8割の方は自然治癒するという報告もあります。ただし、使いすぎや痛みが出る動作を続けていると、慢性化して治りにくくなります。早めに原因を特定し、適切な対処を行うことで、回復が早まり再発も防ぐことができます。

肘の痛みの人がやってはいけないことは？

肘に痛みがある時は、重い物を持ち上げる、タオルを強く絞る、ペットボトルの蓋をひねるなど、肘に負担がかかる動作は避けてください。また、パソコンやスマホの長時間使用、手首を反らす動作も控えましょう。痛みを我慢して無理に動かすと、炎症が悪化し慢性化する恐れがあります。

テニスやゴルフをしていないのに肘が痛むのはなぜですか？

テニス肘やゴルフ肘は、スポーツをしていなくても発症します。パソコン作業、スマホ操作、家事、育児など、手や手首を繰り返し使う動作で肘の腱に負担が蓄積するためです。特に40〜50代以降は腱の柔軟性が低下するため、日常生活の動作でも痛みが出やすくなります。

肘の痛みにサポーターは効果がありますか？

サポーターやテーピングは、肘への負担を軽減し、痛みを和らげる効果があります。特に手首側の前腕にバンドを巻くことで、筋肉の収縮を制限し症状を軽減できます。ただし、サポーターは対症療法であり、根本的な原因を解決するものではないため、並行して適切な治療を受けることが大切です。

夜寝る時に肘が痛むのはなぜですか？

夜間の肘の痛みは、炎症が進行している証拠です。日中は動いているため気が紛れますが、夜は安静にしているため痛みを強く感じやすくなります。また、寝返りで肘に圧力がかかると痛みで目が覚めることもあります。夜間痛がある場合は、症状が進行しているサインなので早めの対処が必要です。

肘の痛みで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

根本から治す当院の施術は肘の痛みと非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肘の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。