【腰痛】ぎっくり腰になる原因や前兆？

ぎっくり腰で来院された男性（30代/建設作業員）の症例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

5年前から慢性的な腰痛があり、当日に重い物を持とうとした時、腰に激痛が走り動けなくなってしまった。

来院に至るまでの経緯

学生時代は腰の痛みなく過ごしていたが、現在の仕事に就き腰痛に悩まされ始める。

初めは腰の違和感からはじまり、だんだん痛みが出だしていたが、朝には無くなっていることが多かったため、気にすることなく放っておいた。

ここ数日は朝起きる時にズボンや靴下が履きにくいと感じており、いつもと同じように重い物を持った時に、腰に激痛が走り動けなくなってしまう。

同僚の方からの紹介で、その方に支えられながらご来院いただいた。

検査と所見

初検時のカウンセリングと検査は以下の通り

これらの所見から、急性腰痛症と判断。

施術内容と経過

まずは腰椎の炎症を抑えるため、アイシングを行う。

腫れによる炎症を抑えることにより、痛みを軽減させる。

併せて鍼施術を行い、筋肉の過緊張の緩和のため、患部や自律神経にアプローチし、副交感神経を活性化させる。

初回～3回目/1週目

週3回のペースで施術。急性期の炎症消失を最優先し、腰部へのアイシングと同時に鍼施術。就寝時以外のコルセットの着用の指導を行う。

来院時は支えなしで歩くことが困難だったが、初回施術後は歩いて帰れるようにまでに回復。

4～9回目/2週目

週2回のペースで施術。炎症は治まり、徐々に腰椎・股関節の可動域改善と腰部・股関節周囲の筋緊張を緩和させる。

この時に痛みは大幅に減少し、可動域も広がりをみせる。

10回目〜/3週目以降

週1回のペースで施術。腰椎・股関節の可動域改善と筋緊張の緩和は継続し、筋力強化や姿勢指導、セルフケアの指導を行う。

ほとんど痛みのない状態になり、痛める前の症状もほぼ消失。

以下ご本人のメッセージ

ぎっくり腰は初めてなり、こんなに辛いとは思いませんでした。仕事にも早く復帰できるようにしてもらい、ありがとうございました。

院長からのコメント

初回は寝返ることも一苦労でしたが、順調に回復し、早々のお仕事復帰も大変嬉しく思います。

ぎっくり腰になる前に腰の違和感を感じられる方は非常に多く、早めの対処が大切になります。

今後はなるべく無理な姿勢や動作を避け、適度なストレッチや体のケアをしっかり行い、元気でいられる状態を、継続していきましょう。

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